個別株:その他

「小型株」の定義は時価総額を見ればわかる~大型/中型株についても解説~

「小型株投資は儲けるらしいよ」や、「テンバガー銘柄には小型株が多いらしいよ」や、「個人投資家には小型株投資がおススメ」のような情報を聞いたことはないでしょうか?

まさにその通りで、小型株投資の方がハイリターンを狙え、尚且つ個人投資家がプロ投資家に勝てる手法だと思います。

ただ、いざ小型株投資を始めようと思ってもこのような疑問が出てきませんか?

カブ太郎

・「小型株」の基準てなに?

・大型株、中型株との違いはなに?

良く分からないから教えて~

ツカサ

お任せください!

本日はカブ太郎さんの疑問を解決する記事を書きますね。

小型株の定義は「時価総額」を見ればわかる~大型/中型株についても解説~

結論からいうと、小型株の定義は「時価総額」を見れば分かります。

ただ、東京証券取引所が言っている分類と、一般的に認識されている分類の2種類があります。

それぞれ捉え方が違うので解説していきます。

東京証券取引所の定義

一部上場銘柄(2190社)を対象に、下記の基準で分けられています。

  • 大型株:時価総額上位100銘柄
  • 中型株:時価総額上位400銘柄
  • 小型株:それ以外の銘柄1690銘柄

一部上場銘柄だけなので、二部、マザーズ、JASDAQは対象から抜けています

一般的に定義づけられている分類

上場企業全銘柄を対象に、下記の基準で分けられています。

  • 大型株:5000億以上
  • 中型株:5000~1000億
  • 小型株:1000億未満

小型株のうち約90%が時価総額500億円未満の会社です

如何でしょうか?

個人的には一般的な分類の方が分かりやすいと思いますし、小型株の約90%が500億円未満の会社ですので、ツカサ的には500億円未満=小型株という認識です。

【比較】大型株、中型株、小型株投資のメリット/デメリット

簡単にまとめると、大型株の方が安定性が高い分リスクは小さいですが、その分リターンも小さいです。

小型株の方が安定性が低い分リスク大きいですが、その分大きなリターンを期待できます

それぞれの特徴をメリット/デメリットの観点からまとめてみます。

「大型株」のメリット/デメリット

成長した大企業が多く、安定性は高いが、リターンはあまり期待できない

メリット

  • 流動性が高く、売買が自由に出来る
  • 知名度、信用度が高いため、安心感がある
  • 倒産、上場廃止リスクが少ない
  • 投機的な動きが起こりづらいので、株価の乱高下が少ない

デメリット

  • プロ投資家や、機関投資家が多く参入しているため、個人投資家が勝ちづらい
  • そもそも時価総額が大きいので、成長余地が少なく、ハイリターンを得る事が難しい

「中型株」のメリット/デメリット

まだまだ成長余地のある企業があるため、銘柄によっては高いリターンを得る事ができる。

ただ、成長余地が少ない会社もある為、投資対象の見極めをする必要がある。

メリット

  • 流動性が比較的高く、ほぼ売買が自由に出来る
  • 知名度、信用性が比較的高いため、安心感も高い
  • 倒産や上場廃止リスクが比較的少ない
  • 投機的な動きはたまにはあるが、小型株に比べると株価の乱高下が少ない

デメリット

  • プロ投資家や機関投資家がそこそこ参入しているため、個人投資家が勝てたり勝てなかったり
  • 成長余地のある企業であれば時価総額はさらに大きくなる為、ハイリターンを得れるが、成長余地があまりない企業は時価総額の成長余地も小さく、リターンが小さい

「小型株」のメリット/デメリット

成長余地がかなり残っている企業が多く、一獲千金を狙える夢がある。

ただ、その反面ハイリスクがある銘柄が多い。

メリット

  • 成長余地がかなり残っている企業が多く、ハイリターンを得れる可能性がある
  • ユニークなビジネスモデルが多く、投資対象として面白い企業が多い
  • プロ投資家、機関投資家が参入しにくいため、個人投資家が勝ちやすい
  • 高成長企業も多く、好業績やニュース次第では短期で株価が数倍になることもある
  • 社長が株式を多く保有していることが多く、投資家と同じで何とかして株価を上げる!という想いが強い

デメリット

  • 流動性が低いので、銘柄によっては自由に売買が出来ない事がある
  • 知名度、信用性が低いため、安心感も低い
  • 倒産や上場廃止リスクがある
  • 投機的な動きがしばしばおこり、株価が乱高下しやすい

小型株投資の魅力

大型株、中型株、小型株のメリット/デメリットを一覧で見てみると、「小型株はやっぱり面白そう!」と思う方と、「小型株に投資するのは怖いな―」と思う方に分かれるのではないでしょうか?

もし、不安を感じている方がいるようでしたら、この先を少し読んで頂ければと思います。

リスクは高いですが、きちんと会社を見極めることが出来ればさほど怖がる必要はありません。

右肩上がりに売上が伸びている会社、財務が安定している会社に投資すればリスクは最小限に抑えることが出来ます。

さらには割高な株価がついている企業へ投資しなければ、暴落リスクにも備えることが出来ます。

この辺りはこれからブログで徐々に解説していきますので、お楽しみに。

こういった基本的なところを押さえれば、なんと言っても一獲千金を狙える投資というのが小型株投資の魅力だと思います!

「早く億り人になりたい!」と思っている方や、「投資に回せるお金が少ない」という方には小型株投資はおススメです。

ただ、必ず余裕資金でやってください

株価の乱高下は大型株、中型株よりも小型株の方が大きいですので、メンタルに良くないです(笑)

ちなみに過去テンバガー(株価10倍)を達成した、ペッパーフードサービス(いきなりステーキの会社)やレアジョブ(オンライン英会話の会社)などは約1年で株価10倍になっています。

それだけ小型株投資には夢があるということです。

まとめ

本日は小型株の定義について大型株、中型株と比較しながら紹介させて頂きました。

株の大きさは「時価総額」を見れば簡単に区別出来ることが分かったと思います。

今日はざっくり小型株投資の魅力もお伝えしましたが、今後はさらに具体的に紹介していきます。

ただ、何度も言いますが小型株投資はリスクが高いので余裕資金でやってくださいね。