このブログにたどり着いて頂いた方の多くは、RSIについて下記のような疑問を持たれているのではないでしょうか?
- RSIの使い方を理解したい
- RSIで売買タイミングをどのように見極めれば良いの?
- 単純に30は売られ過ぎ、70は買われ過ぎで判断して良いのか不安
実践で使えるRSIの活用手法について解説していきます!
とてもシンプルなテクニカル指標なので使いこなしてください。
【超シンプル】RSIは”30”と”70”をチェックするだけ!
RSIはオシレーター系のテクニカル分析とも言われており、相場の過熱感を表す指標です。
つまり、いまの株価は買われ過ぎなのか?売られ過ぎなのか?をチェックするのに有効なテクニカル指標になります。
では実際にチャートを見てみましょう!

RSIは0~100の数値で測れ、30に到達したら売られ過ぎ、70に到達したら買われ過ぎと言われています。
よって、30に到達(もしくは下回れば)すれば上昇に反転するかも?と予想が立ち、70に到達(もしくは上回れば)すれば下落に反転するかも?と予想が立つわけです。
- 30に到達(もしくは下回れば)すれば買いのチャンス!
- 70に到達(もしくは下回れば)すれば売りのチャンス!
しかしながらRSIは得意な相場と不得意の相場がありますので注意しましょう。
RSIは横ばいのもみ合い相場は得意ですが、トレンドが強い相場は不得意と言われています。
【実践】RSIで売買タイミングを見極める方法
では実際にRSIのどこを見て株式の売買を行えば良いのかチェックしてみましょう。
実践①:シンプルバージョン
今回はシンプルにRSIの30に到達すれば上昇トレンドに転じ、70に到達すれば下降トレンドに転じたケースの紹介です。

①のようにRSIが30に到達したあとに上昇トレンドに反転していますし、➁のように70に到達したあとに下降トレンドに反転しています。
これだけを見るととてもシンプルなテクニカル指標のように見えますよね。
しかしながら、こんな超シンプルで勝てるのであれば皆が株式投資で勝ちますし、そんな甘い話はないです。
よって、RSIを妄信しすぎて失敗するケースを次に紹介したいと思います。
実践➁:RSIを妄信して失敗するケース
こちらのチャートを見てください。

70に到達したので株価下落に転ずると思い売りポジションを持ったけれどももう一段上昇トレンドをたどっています。
したがって、RSIを使ってテクニカル分析を行う際は、RSIを妄信しすぎてもダメなのです。
どうすれば良いのかというと、RSI以外に他のテクニカル指標と組み合わせて売買タイミングを見極めることが重要なのです。
実践③:”勝てる”RSIを使ったテクニカル分析
RSIで勝てる投資家になるためには、RSIに加え下記2つのテクニカル指標を組み合わせることをおススメします。
- ローソク足
- 移動平均線


では、RSI+ローソク足+移動平均線の3つの組み合わせた場合の売買タイミングの見極めを最後に見てみたいと思います。
事例として下図のチャートを見てみましょう。

赤枠を見て頂きたいのですが、移動平均線は下降トレンドの特徴を示していますのでRSIが30に到達しても騙しの可能性は完全に払しょくできませんが、下ひげの長い陽線のローソク足が出現しています。
これを見るとRSIが30に到達しており、かつ下ひげの長いローソク足の出現により「株価は上昇に転じるかも?」と自信度がRSIだけを見るよりも格段上がります(実際に株価は上がっています)。
今回のケースではRSIとローソク足の組み合わせだけでしたが、移動平均線も併せてテクニカル分析をやってみてください。
勝てる確率は大きく変わります。
【補足】ツカサがテクニカル分析を使うタイミング
私は企業の業績や財務状況、ビジネスモデルなどを分析(ファンダメンタルズ分析)して、小型グロース株へ中長期投資を行うスタイルで投資をやっています。
なので、基本的にはファンダメンタルズ分析がメインです。
では、その中で移動平均線などのテクニカル分析を活用するタイミングはどこなのか?というと、下記2つです。
- 売買タイミングの見極め
- 中長期投資ではなくてたまにやる短期投資の場合
まとめ
RSIについて解説してきました。
RSIは相場の過熱感を知ることが出来るシンプルなテクニカル指標です。
しかしながらシンプルかつ単純な指標こそ妄信し過ぎてはダメです。
ぜひともRSIを使う場合はローソク足、移動平均線などのその他テクニカル指標と組み合わせて使って下さい。
他のテクニカル指標と組み合わせることでテクニカル分析で勝てる確率がアップすると思います。