みなさんはどこに投資していますか?
結論から言うと、サラリーマン兼業投資家であれば国内小型株へ投資することをおススメします。
とはいっても、以下のような疑問や不安が出てくるのではないでしょうか?
- そもそも小型株って何のこと?
- 小型株へ投資するのはリスクが大きそうで怖い
- 小型株投資のメリット、デメリットを整理しておきたい
本日は少しでも皆さんの小型株投資への誤解が解け、小型株投資の魅力が伝われば嬉しいなと思います。
小型株投資のメリット、デメリット
まず前提としてですが、小型株とは時価総額が小さな株式のことを言います。
一般的には時価総額が1000億未満の企業が小型株です。
小・中・大型の定義については過去記事でまとめていますので、興味のある方は読んでみてください。

では、小型株投資のメリット・デメリットとは何でしょうか?
私の考える小型株投資のメリット・デメリットは下記の通りです。
小型株投資のメリット
- 株価が大きく伸びる可能性を秘めている
- 機関投資家の影響を受けにくい
- 株価が安い傾向がある(一概には言えない)
小型株投資のデメリット
- 倒産リスク
- 流動性リスク
- 高値づかみのリスク
小型株投資のメリット
株価が大きく伸びる可能性を秘めている
株価=時価総額÷発行済み株式数で求められます。
つまり、株価が大きくなるということは時価総額が大きくなる必要があります。
また、日本の時価総額の中央値は500億と言われており、優秀な企業であれば500億まで時価総額が成長する可能性は十分にあります。
よって、将来性のある時価総額の小さな小型株は、今後時価総額が大きくなり株価が大きく伸びる余地があると言えます。
例えば時価総額100億円の企業が、時価総額500億円まで成長すれば単純計算では株価は5倍になります。
しかしトヨタ自動車のような時価総額が数十兆円を超えている企業はどうでしょうか?
小型株のように大きく株価が伸びる可能性は少ないと思います。
機関投資家の影響を受けにくい
時価総額の小さな企業には機関投資家は手を出しにくいと言われています。
その理由としては機関投資家が売買している金額よりも小型株の規模の方が小さいからです。
機関投資家が売買する金額(数百億円以上)>小型株
よって、機関投資家が小型株に投資しようと思うと会社丸ごと購入してしまう事になるので手を出しにくいのです。
機関投資家が相手となる市場よりも、同じ個人投資家が相手となる小型株は勝ちやすい市場でもあると言えます。
株価が安い傾向がある
一概には言えませんが、時価総額の小さな会社は株価が安い傾向にあります。
株価が数百円の会社も多く存在しているので、初めて小型株投資をするけど不安がある人にはおススメです。
リスクを大きく取りたくないと思われているサラリーマン兼業投資家によっては投資しやすいと言えます。
小型株投資のデメリット
倒産リスク
創業間もない企業も多く、経営的に安定している会社が多いとは言えません。
財務状況などをしっかり見ておかないと投資したは良いけど倒産してしまうリスクもありますのでご注意ください。
流動性リスク
まだまだ投資家の人気が集まっていないから小型株(時価総額が小さい)とも言えます。
よって、頻繁に株式売買が行われていない銘柄も多いので小型株は流動性が低いと言われています。
流動性が低いということは”売りたい時にすぐに売れないリスクがある”のでご注意です。
高値づかみのリスク
先ほど投資家の人気が集まっていない=小型株と言いましたが、上場直ぐの会社は逆に投資家からの人気が集まり過ぎていて株価が高くなっている可能性があります。
もし期待が乗っかっている銘柄に投資してしまうと高値づかみしてしまい、投資家の期待が剥がれると同時に株価下落に巻き込まれます。
一般的にはPSRを指標にすると小型株グロース株の高値づかみを回避できると言われています。
その指標はだいたいPSR1~3倍くらいが理想かと思います。
【儲かる株】日本人にはおススメの小型株の探し方
株式投資で大きなリターン(利益)を得たいから小型株投資に興味を持たれていると思います。
しかしながら、大きなリターンを得るためには、大きなリスクを抱える必要があります。
ただ、リスクは小さくすることが可能だと思っており、私は小型株投資の大きなリターンの可能性は維持しつつ、リスクを小さくすることを目指しています。
では実際に、どうやってリスクを小さくして、リターンが大きくなる国内小型株を探していくのか紹介していきます。
前提条件として以下の3つの要素は検索項目に入れてください。
- 時価総額が小さい(300億以下)
- 上場時期が浅い(5年以内)
- 創業社長がオーナーかつ、株式を1番多く保有している(理想20%以上)
小型株(300億以下)かつ、上場時期が浅い(5年以内)会社は成長スピードが早いです。
さらには創業社長がオーナーであり、株式を1番多く保有していると経営に意思決定が通りやすくなるからです。
上場間もない企業にとって社長は100%と言って良いくらい重要な人物だと思います。
多少なりともトップダウン経営の方が上手く行くと思います。
次にリスクを小さくするために最低限押さえておくポイントを紹介します。
- 自己資本比率:50%以上
- 流動比率:150%以上
- 固定比率:100%未満
- PSR:1~3倍の範囲
小型株のリスクとして、倒産リスクと高値づかみリスクの2つが怖いと思っています。
よって、倒産リスクは自己資本比率・流動比率・固定比率の3つで押さえ、高値づかみリスクはPSRを見ることで押さえることが出来ます。
財務関連(自己資本比率や、流動比率)の調べ方については過去記事にまとめていますのでさらに深く知りたいという方は読んでみてください。

上記7つの項目をもとに企業を絞り込めたら、最後に企業のビジネスモデルや、成長戦略を決算説明会資料などから調べてみてください。
ここに「夢」や「可能性」が隠れていれば投資対象としてはGoodなわけです。
ビジネスモデルなども勉強しておくと更に深く企業が理解出来るよ!
本業にも活きるからビジネス基礎力も鍛えることをおススメします!
小型株へ投資するとテンバガーも夢じゃない!?
テンバガーとは株価が10倍になった株式のことを言います。
小型株のメリットはテンバガーをゲット出来る可能性があるということ。
なぜならば、株価が10倍になった企業の90%は時価総額が300億円未満の企業と言われているからです。
短期で10倍と言わずとも2倍~3倍になる企業はたくさんありますし、時間はかかっても良い企業であれば時間をかけて時価総額が2倍、3倍、4倍・・・となる企業も多く存在しています。
私たちのようなサラリーマン兼業投資家の最大のメリットは時間を味方につけることが出来る点です。
まずはお気に入りの1銘柄を見つけたら数年スパンで保有して、成長を楽しみながら見守っていただければと思います。
まとめ
小型株投資の探し方についてまとめてみました。
日本人サラリーマンの兼業投資家にはおススメの投資手法で、勝てる(利益を大きく出せる)手法でもあります。
多少のリスクは勉強によって補うことが出来ますので、是非とも勉強して小型株投資にチャレンジしてもらえると嬉しいです。
小型株投資の「知識」については私も頑張って提供していきますね!