優待・配当金は株式投資を行う醍醐味の1つではないでしょうか?
せっかく株式を購入したのに売買のタイミングを逃して、もらえるはずの優待・配当金がもらえないのは残念です。
そうならないためにも、どのタイミングで株式を購入すれば良いのか?そのタイミングを解説して行きます。
そのポイントとなるのが、タイトルにある『権利確定日』と、『権利付最終売買日』『権利落ち日』という3の用語です。
各用語を理解して、効率よく優待・配当金をゲットしましょう!
【結論】決算3営業日前に株式を購入すれば株主権利を得られる
結論からいうと、企業の決算日を入れて3営業日前までに株式を購入すれば株主の権利を得ることが出来ます。
つまり、優待・配当金を得るための権利を得ることが出来るのです。
スケジュールで表示すると以下の通りで、7/29(水)に株式を購入すれば株主の権利を得ることが出来ます。

株主として権利を得れる日を権利確定日と言い、企業決算日と同じ日を指しています。
権利確定日=株主の権利を得れる日(=企業決算日)
【用語】権利確定日、権利付最終売買日、権利落ち日
先ほど権利確定日=株主の権利を得れる日(=企業決算日)とお伝えしましたが、他に覚えておくべき用語が2つあります。
それは、権利付最終売買日と、権利落ち日です。
それぞれを解説して行きます。
権利付最終売買日
権利付最終売買日とは、株主名簿に名前を載せる為に株式を買える最終日のことをいいます(つまり、株主の権利を得るために株を買う最終日です)。
権利付最終売買日とは、権利確定日を入れて3営業日前です。
これは、先ほどから言っている株式購入日と一緒です。

権利落ち日
権利落ち日とは、株主名簿に名前が載ることが確定した日を言い、既に株式を保有していれば、この日に株式を売ったとしても株主名簿には名前が載ったままになります。
権利落ち日は、権利付最終売買日の翌営業日です。

用語まとめ
それぞれの用語をまとめると以下の通りです。
権利確定日
- 株主名簿に名前が載る日
- 企業決算日と同じ日
権利付最終売買日
- 株主名簿に名前を載せる為に株式を買える最終日のこと
- 権利確定日を入れて3営業日前
権利落ち日
- 株主名簿に名前が載ることが確定した日
- 権利付最終売買日の翌営業日
カレンダーでまとめると以下の通りです。
土日が入らないケース

土日が入るケース

勘の鋭い方は「権利付最終売買日に株を買って、権利落ち日に株を売れば効率的じゃん!」と思われたかもしれません。
ただ、これが要注意です。
実は同じように考えている投資家は多くて、権利落ち日なると株式を売る人が増え、株価が下がりやすくなるので要注意なんです。
詳細は次の章で解説します。
権利確定日前後で注意すべき事
権利落ち日は株価が下がりやすくなるので要注意です。
下図をご覧ください。

権利落ち日で株価が下がってますね。
逆に、このような状況を逆手にとって利益を出す方法もあります。
過去に記事をまとめているので、良かったらそちらを見てみてください。

投資銘柄の優待・配当金の有無を調べる方法
各証券口座のサイトで見てみましょう。
4つの代表的な証券口座の優待・配当金の有無を調べる方法を解説しますので、ご自身でも気になる銘柄が優待・配当金を出しているのか?を調べてみてください。
楽天証券
楽天証券は下記部分に優待・配当の有無が記載されています

SBI証券
SBI証券は下記部分に優待・配当の有無が記載されています

マネックス証券
マネックス証券は下記部分に優待・配当の有無が記載されています

SMBC日興証券
SMBC日興証券は下記部分に優待・配当の有無が記載されています

まとめ
ツカサの投資基礎講座は投資初心者が分かりやすく、学べるをコンセプトに今後も発信して行きます。
こんなこともっと知りたいから解説してほしいなどあれば、質問欄からご要望くださいね。