テンバガー銘柄を探せ!

テンバガー銘柄候補を探せ!|coly(4175)を分析

カブ太郎

テンバガー候補の銘柄を教えてよ!

ツカサ

テンバガーになる約束は出来ないけど、

個人的に「面白そうだなー」と思う企業を紹介するよ!

カブ太郎くん、投資は自己責任だからね!

株式投資家であれば誰もが憧れるテンバガー銘柄への投資。

それが分かれば誰もが億万長者になりますが、そんな未来が分かる人なんていません(笑)

ただ、ビジネスモデルが面白そうだと将来的にテンバガーのような株価爆上げの可能性は秘めています。

テンバガー銘柄を探せ!シリーズは、完全にツカサの独断と偏見ではありますが、ビジネスモデルや事業内容が面白そうな企業を紹介していきたいと思います。

今回はcoly(4175)という会社を紹介します。

【総評】テンバガー銘柄候補を探せ!|coly(4175)

当たり外れの大きなゲーム業界であるがゆえに、不安要素は大きいが「腐女子」「無女子」にターゲットを絞った面白い戦略が株価2倍以上を期待させる。

ツカサの独断と偏見の5段階評価

総合評価:15/20

社長:★★★★

市場性:★★★★

競合優位性:★★★

独自性:★★★★

会社概要

coly(4175)

会社設立が2014年2月で、上場が2021年4月ということで、わずか7年で上場されています。

このスピード感は凄いと思います!

しかも特徴的なのが、社長、副社長がなんと双子の姉妹ということです!

本社:東京

従業員:約200名

事業内容

  • インターネットコンテンツ・コンピュータソフトの企画・制作・販売
  • キャラクターグッズの企画・制作・販売
  • 著作権などの知的財産権の取得、利用開発、管理、利用許諾、販売

収益源

収益源は主に、オンラインゲーム(8~9割)と、キャラクターグッズ(1~2割)販売の2つになってます。

なんと営業利益が2020年から2021年の1年で約10倍になっています!

理由としてはゲームの「魔法使いの約束」のヒットに加え、年々ファンが増加していることが要因の洋です。

また、キャラクターグッズ販売も、コロナでイベントは開催出来なくともオンラインでの販路に切り替えたところ売上実績が前年の1.5倍になったようです。

オンラインでの販路の可能性って凄いですね。

リリース作品

皆さんご存じのゲームありますか?

こちらがcolyから配信されている腐女子・夢女子向けのゲームになります。

  • スタンドマイヒーローズ
  • ドラッグ王子とマトリ姫
  • オンエア
  • 魔法使いの約束

この中でもスタンドマイヒーローズ、魔法使いの約束がヒットしているようですね。

定性分析(面白いポイント:プラス面)

私が銘柄分析をした時に感じた面白ポイント(ツカサの独断と偏見)をご紹介します。

ターゲットが明確かつ、最適

ターゲットがいわゆる腐女子・夢女子という方々です。

このターゲットに関しては秀逸だなーと思いました。

一度ファンになってくれれば離れにくいということで中長期的な利益確保が期待できることです。

またcolyはメディアミックス展望を掲げており、アニメ/書籍/イベントなど色々なメディアに展開していこうと考えています。

一度ファンになってくれた腐女子・夢女子はビジネスの裾野を広げても付いてきてくれると思います。

アジア圏・欧米への進出

個人的にはアジア圏・欧米の進出がヒットすれば株価は2倍以上は達成できると思っています。

文化が違うので海外でビジネスをすること自体難しいですが、日本のアニメ/漫画というのはとても海外で人気が高いです。

よってcolyの作品が海外でウケるのではないか!?という期待を持ってしまう事と、中華圏女子ゲーム市場が伸びており1.4兆円の市場があると言われています。

社長の魅力

社長の中島さんもとても魅力的です。

出身大学が東京大学というだけで超優秀なのですが、私が着目したのは社長のインタビュー記事です。

学生時代から妹である副社長とネット上の2次元コンテンツを作成されており、就職後もどうしてもコンテンツ、ゲームが作りたい!という想いが強く入社した会社を即退社されています。

おそらく社長自身も2次元、ゲームが好きなんだろうなーと推察しており、社長自身の作品作りに対する拘りも凄いように感じています

まさに「好きこそ物の上手なれ」でビジネスをされていると私が勝手に考えています(笑)

また、決算説明会の動画を視聴されると良く分かりますが、社長の説明がとても分かりやすいです。

スライドの作りもとても分かりやすく、社長の論理的思考力の高さを垣間見ることが出来ます。

社員の採用

社員の採用についても理にかなっていますし、今後のビジネスの成長を期待させます。

1つ目が採用基準です。

採用基準が厳しく内定倍率100倍です。

ここまで厳密に採用されていると優秀な人材が揃うのは当たり前ですね。

2つ目が女性比率74.2%、平均年齢28歳とターゲットとしているユーザー層と社員構成が似ており、ユーザー目線でゲーム開発が出来るということです。

将来の投資に積極的

積極的に投資をしているのも好感が持てます。

数値で見ても、前年比で広告宣伝費+30.5%研究開発費+212.5%と、積極的に投資を行っています。

上場間もない会社は赤字を出しても良いのでどんどん投資をして将来の種を蒔いて欲しいと思っています。

そういうチャレンジ出来る会社が個人的にはとても好きです。

定性分析(気になる点:注意点)

商品について

2019年以前は毎年のように新製品を出していたが、2020年から約2年間止まっています。

しかし、積極的に投資して将来の新製品も開発すると言っているので心配する必要はないかと思いますが、少し気になります。

また、腐女子・夢女子とターゲットにしているということでゲームというよりゲームのキャラクターにファンがついていると、開発した新商品には既存のユーザーは付かず、新たなファン層を作るしかない可能性があります。

個人的にはゲーム業界と言いつつもストック型要素もありそうだなと思ってましがが、完全にフロー型のビジネスモデルになると思います。

ゲーム業界は当たり外れが凄い

これが最大のリスクだと思っています。

ターゲット層は面白いし、海外への進出も期待が持てる反面、当たり外れで結構株価が左右されると思います。

現在発売されている商品も全てがヒットしているわけではないので、ここは正直読めなすぎる部分です。

中華圏を市場ターゲットに狙っていること

中国政府のIT企業への締め付けが報道されていますが、colyが中華圏で市場を拡大していくとなるとネックになると思います。

2021.08.03に「オンラインゲームは精神的アヘン」ということで、未成年がオンラインゲームに費やす時間などの制限を強化すると国営メディアが発表しました。

これによりゲーム関連株は株価が下落しました。

中国市場は中国政府の一言で大きく影響を受けますので、中華圏をターゲットに狙っていることは市場規模は期待できる反面、気になる点と考えます。

定量分析

成長性

抜群の成長性と、将来さらに成長するための投資もしています。

  • 売上推移:〇 ⇒右肩上がりで推移
  • ROEの推移:〇 ⇒右肩上がりで推移、尚且つ驚異の60%越え
  • キャッシュフローの流れ(積極的に投資して利益を出しているか?):〇

安全性

財務的には問題なしです!超安全な財務状態だと思います。

  • 有利子負債:〇 9百万と自己資本に対して見ると無いに等しいレベル
  • 自己資本比率:〇 60.9%と安全圏
  • 流動比率(%):〇 940%と超安全圏
  • 固定比率(%):〇 3%と超安全圏

定量分析(割安性、企業価値)

PSRで見ると割高だが、PER/企業価値から判断すると妥当な株価と判断。

割安性

  • PSR(倍):約27倍とかなり割高
  • PER(倍):約18倍とほぼ適正

colyの場合は利益が出てきているのでPERを指標にしても良いかもしれない。

そう考えると割安性は適正と判断。

企業価値

ツカサの計算では、

colyの企業価値から見た現在の株価:6200円

なので、現状の株価4795円(2021.07.16現在)割安と判断。

買うならどのタイミング?

定量的な判断からいうと「適性価格」もしくは、「割安価格」と見て良いだろうと思います。

しかし、上場して間もない上に、昨年の大幅な利益アップによる期待がcolyに乗っていると思います。

ゲーム業界ということもあるので、適正価格より「超割安」状態になってからチャレンジしてみたいと考えています。

ですので現状ではまだ買いません!

PSRももう少し下がってほしいなと思っています。

もし買うとしたら決算発表などで悪材料が出て、投資家の人気が一気に剥がれた時かなと思います。

それまでお気に入り銘柄に登録して様子を見てみようと思います。

まとめ

coly(4175)を紹介させて頂きました!

面白い銘柄である反面、ゲーム業界という不透明な状況が何とも言えない感じです。

しかし、個人的には面白い会社だと思っているのでお気に入り銘柄としてチェックしていこうと思います。

2021年7月16日時点の株価4795円

記事更新時の2021年8月29日時点の株価は3530円です

どうなっていくでしょうか(^^)