個別株|テクニカル分析

株初心者向け|投資に活きるローソク足の見方をわかりやすく解説

カブ太郎

ローソク足の見方を教えてちょうだい!

投資判断にもなるんだよね?

ツカサ

ローソク足を理解出来ると株式の売買タイミングの参考にもなるよ!

分かりやすく解説していくね!

ローソク足の見方|まずは四本値から理解しよう

まずはローソク足の見方について基本から押さえてきましょう。

それは四本値を理解することからです。

ローソク足を見れば4つの価格が理解できます。

  • 始値(はじめね):(一定期間で)最初に取引された価格
  • 終値(おわりね):(一定期間で)最後に取引された価格
  • 高値(たかね):(一定期間で)最も高い価格
  • 安値(やすね):(一定期間で)最も安い価格

なぜ(一定期間で)と表示したかというと、ローソク足は期間を1分や15分などの分刻みや、1時間、1日、1週間、1ヶ月単位で表示できるからです。

下図にローソク足の名称などをまとめましたので、見て頂ければさらに理解が進むと思います。

2つのローソク足が表示されていますが、それぞれを陽線陰線と言います。

  • 陽線:始値に比べて終値が高かった場合に表示されるローソク足のこと
  • 陰線:始値に比べて終値が安かった場合に表示されるローソク足のこと

一般的に陽線は明るい色で表示され、陰線は暗い色で表示されるよ!

1日のローソク足を見た場合に株価はどのように推移するでしょうか?

参考として株価の推移を見てみましょう。

日足ローソクの陽線

日足ローソクの陰線

株価チャートの動きは一例ですが、日足ローソクを見ると株価がどのように推移したのか?ある程度の推察は出来ます。

投資判断に活かす|ローソク足の重要ポイントはここ

では投資判断に活かすローソク足の重要ポイントについて解説していきます。

それは下記2つのポイントを見てください。

  • 胴体の長さ
  • ひげの長さ

胴体の長さは株価の勢いを表しており、投資家のエネルギーの大きさとも言えます。

ひげの長さは株式の買い手と売り手の引っ張り合い度合いを表しており、ひげが上下に長ければ長いほど投資家が迷っている状態と言えます。

特徴的なローソク足を3つご紹介しますので、この3つのパターンは覚えておきましょう。

【実践編】株価上昇・下落のタイミングをローソク足から見抜く

では実際のチャートを見ながら株価上昇、株価下落のタイミングをローソク足から分析してみましょう。

下記のチャートで表示している①~③を参考にしてみてください。

ティーケーピー(3479)_2021.10.28現在の株価チャート

パターン①:株価上昇のタイミングを見抜く_1

下降トレンドが続いている中、ローソク足の上下のひげが長くなり投資家の迷いが生じています。

この場合は「株価が下がり過ぎかも?」という投資家の迷いが読み取れますので、上昇トレンドに転換される機会かもしれません。

このまま上昇せずに下降を続けることもありますが、このチャートの場合は一度上昇に転じています。

パターン➁:株価上昇のタイミングを見抜く_2

下ひげの長いローソク足が出現しています。

これは上昇の勢いがついている証拠なので、このまま株価が上がる可能性が示唆されます。

結果、このチャートでは株価が上昇を続けています。

パターン③:株価下降のタイミングを見抜く

上ひげの長いローソク足が出現しています。

この場合は陽線ではありますが、売り圧力が強い証拠ですので、もしかすると株価が下降するかも?と予測できます。

結果、株価は下降してしまっています。

まとめ

ローソク足についてまとめました。

細かく覚える必要はないですが、ローソク足を見て上昇トレンドに変わりそうか?それとも下降トレンドに変わりそうか?の予測が何となくできるだけで株式投資の手法が広がりますね。

参考になれば嬉しいです。