株式の銘柄選び、リサーチ手法は千差万別です。
- 四季報でスクリーニングをかけて銘柄を探す
- 街で見かけた流行っているものを調べてみる
- 身近な会社を調べてみる などなど
色々とある銘柄選び、リサーチ手法の中で、私がおススメしたいのがアクティブファンドを参考にした手法です。
詳細は後ほど解説しますが、こんな人に是非読んで頂きたいと思います。
- 中小型株をメインに投資をしている人
- 銘柄選び、リサーチ手法がよく分からない人
- 銘柄のリサーチ方法を知りたい人
アクティブファンドを参考にした銘柄選び、リサーチ手法とは!?
アクティブファンドを参考にした銘柄選びとは、投資信託のアクティブファンドが購入している個別銘柄から投資対象銘柄を調べるという手法です。
その中でもおススメするのが、国内中小型株を中心としたアクティブファンドが購入している個別銘柄です。
- 超優秀なファンド担当者が企業リサーチしているから素人の私たちが1から調べるより参考になる
- 1から銘柄選びをするよりも時間効率が良い
アクティブファンドってインデックスファンドよりも成績が悪いんでしょ?
大丈夫なの?
お、詳しいね!
一般的にはその通りだよ!
でも、国内中小型株を中心としたアクティブファンドの成績は良いんだ!
大型株が中心となっている日経225のインデックスファンドの年利リターンは約5%くらいですが、中小型株を中心としたアクティブファンドのリターンは10%を超えているのです!
だから、面白い銘柄が隠れている可能性があるのです。

【実践】アクティブファンドを参考にしたリサーチ手法
国内中小型株アクティブファンドを調べるとそこそこヒットします。
その中からどうやってファンドを選び、個別銘柄を選定すれば良いのか?迷われると思います。
そこで、ポイントを紹介すると下記2点です。
- 純資産50~300億くらいのファンドを選ぶ
- ファンドの目的・特色に注目する
それぞれの詳細について説明します。
純資産50~300億くらいのファンドを選ぶ
純資産が大きすぎると、小型株を買う=買収というレベルになってしまうのでファンドの純資産が小さいほうが中小型株の面白い会社が多く含まれている傾向にあります。
逆に純資産が小さ過ぎると、良い銘柄を買えない、もしくは良い成果が出ていないから純資産が小さいという可能性もあります。
よって、純資産は50~300億くらいの範囲が妥当なのです。
ファンドの目的・特色に注目する
交付目論見書を見ると「ファンドの目的・特色」という紹介パートがありますので見てください。
そこで見て頂きたいのが、ファンドの投資方針です。
以下のキーワードがあると良いです。
- 「成長性」のある中小型株に投資している
- ボトムアップ・アプローチを展開している(直接企業訪問してリサーチしている)

実際に銘柄を選んでみる
では、先ほど紹介した2つのポイントを押さえながら実際に銘柄を選んでみましょう。
アクティブファンドがどの個別銘柄に投資しているか?を調べるためには、請求目論見書を見れば良いです。
Googleの検索窓に「ファンド名」「請求目論見書」と入力してエンターキーを押せばヒットすると思います。
請求目論見書を見ると下図のように、個別銘柄が出てくるので面白そうな銘柄があれば、銘柄選びの参考にしてください。

結局調べるのは1社1社調べることになるよ!
自分の目でしっかり見て確認することが大事だよ。
おススメの国内中小型株アクティブファンド
あくまでツカサ個人の見解ですが、個人的におススメな国内中小型株のアクティブファンドは下記ファンドです。
- 企業価値成長小型株ファンド(眼力(ガンリキ))
http://www.am-one.co.jp/fund/summary/118587/
R&Iファンド大賞に毎年と言って良いほど選ばれており、前項で紹介したポイントをしっかり押さえているアクティブファンドです。
眼力(ガンリキ)以外にも色々とアクティブファンドはあるので調べてみてください。
アクティブファンドを参考にした銘柄選びの注意点
いくつか注意点があるのでご確認ください。
アクティブファンドが投資している銘柄を買えば勝てる?
あくまで投資銘柄の参考にする手法なので、具体的に企業をリサーチせずに購入するのはダメです。
しっかり、今後の成長性及び、財務状況を確認してこれから株価が上がりそうと確信があれば購入しましょう。
アクティブファンド内の個別銘柄にはそこそこ成長してしまって、高値掴みをしてしまいそうな銘柄もありますので注意してください。
個別銘柄を調べるのが面倒くさいからアクティブファンド自体を購入すれば良いのでは?
個人的にはありかなと思いますが、手数料分を差し引くと勿体ないので私はアクティブファンド自体は購入していません。
ただ、投資手法は人それぞれなので、アクティブファンド自体を購入するのも悪くないですが、償還日が設定されているファンドも多いのでご注意ください。
まとめ
株式投資の銘柄選び、リサーチ手法について国内中小型株アクティブファンドを参考にする方法をご紹介しました。
3千社以上ある上場企業の中から、株価が上がりそうな銘柄をリサーチすることは至難の業です。
であれば、優秀なファンド担当者が調べてくれている国内中小型株アクティブファンドを参考にして、少しでも良い銘柄を盗ませてもらいましょう。
リサーチの労力も軽減されて一石二鳥ですね!